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クラフトビールを作るメリット・デメリット
新型コロナウイルが流行って、自宅待機時に何もやる事がなければ、ホームベーカリーでパンを作るのが流行っていましたよね。それと同様にビールを作ってみてはどうでしょうか?月の飲酒代も馬鹿にならないと思います。特に筆者の家では、1回クラフトビールを作ると月7000~10000円近く浮いていると考えられます。例えばプレミアムビールは、350mlのビールが店舗ごとに250円近くするところもあります。しかし今回クラフトビールを作ったところ、1本60円というだいぶ安い材料費で作る事が出来ました。1年間にすると84000~120000円近く節約する事が出来ます。クラフトビールが上手く作れるようになると、市販のビールがまずく感じる時もあると思います。そしてクラフトビールを作る回数を重ねるごとに非常にフルーティーなクラフトビールに仕上がるようになりました。特にその秘密は、砂糖の分量がミソとなります。19Lで毎回作るようにしているのですが、その日は間違って砂糖を200g近く多く入れてしまいました。そして失敗して飲めないのかもと思いましたが、とてもフルーティーで美味しいビールが出来上がりました。なので今回はそのレシピを公開する事にしました。ちなみに今回使用した材料は、下記に記していますので参考にしてください。
自分で作るクラフトビールのメリット
- 何より自分で作るので、クラフトビールを購入するより安く上がります。
- 味を好みに調製する事が出来ます。
- ビールのキット缶が複数あり、飽きる事が有りません。
自分で作るクラフトビールのデメリット
- 特に2次発酵では、ペットボトルにビールと砂糖を入れるので時間がかかります。
- 発酵容器の水漏れが無いようにチェックしないと、床が大惨事に・・・。
- 発酵温度を気にして作らないと、ビールの発酵が進まず、まずいクラフトビールに!!
クラフトビール(手作りビール)の口コミ
非常に簡単に手作りビールは作れます。温度と無菌操作だけ覚えとくと、誰でも作れますよ。ただ発酵した方がアルコール度数上がるのでしょ?と勘違いしてやり過ぎると酸っぱい酢酸に変わるので注意してね!!
こちらもしっかり2次発酵もして、泡がしっかり立っていますね!!見たからに美味しそうです。
クラフトビールにかかるコスト計算(350mlの缶として)
砂糖一袋:220円
ビールのキット缶2200+(配送料):約3000円
ガス1分間(0.63円)✕15分=9.45円
水道水1L(0.2円)✕19L=3.8円
砂糖+ビールのキット缶+ガス代+水道代として
220円+3000円+9.45円+3.8円=3233円
1Lのビールとして
3233円÷19L=170円
350mLのビールとして
170:X=1000:350
X=59.5円
美味しいクラフトビールの作り方!!
1.発酵容器の19L位置に予め計量カップやペットボトルなどで水道水を入れ、印をつけます。
2.消毒用アルコールやキッチンハイター等で、鍋やペットボトル、発酵容器等を殺菌した後、水道水で良く洗い流す。※ここでよく雑菌を死滅させないと一次発酵から失敗してしまします。
※ちなみにキッチンハイターは、pHが強アルカリ性なので、失明の危険から目に入らないようにしてください。万が一入った場合は、流水で洗い流したのち、病院の診察を受けてください。
3.発酵容器に水を入れ、発酵容器の蛇口から水が出ないか確認しながら水を足していく。水は蛇口のOリングより多めに入れておく。
4.大きめの鍋に水と砂糖(白砂糖または赤砂糖)を入れます。そしてガスを弱火で良く溶かします。そして溶けたら発酵容器に移します。
※その際の仕込み量は、マニュアルだと19Lの仕込みでは、手作りビールのキット缶1缶に対し、砂糖が800gとなっているのですが、フルーティーなビールを作りたいので、キット缶1缶に対し、砂糖を1000g入れています。この分量で冷蔵庫で冷やすとちょうど美味しいのですが、もし甘すぎると思ったら900gとかでも良いと思います。
5.次に先ほどの大き目の鍋にキット缶と水を入れ、ガスの火を弱火から中火でキット缶の中身が良く溶けたことを確認したのちにガスの火を止める。
キット缶を最後に洗う際、ふちで手を切る可能性大です。気を付けてください。


手作りビールに欠かせないビールの元、キット缶です。


ビールのキット缶を開けたところ。水あめの感じで入っています。


6.鍋の中にあるビールのキット缶と水の中身を発酵容器に移してください。そして19Lの位置まで水道水を足してください。
※この際に、水道水を足して20℃前後になるのが目安です。そうしないで30℃以上になってしまうとイースト菌が死んでしまいます。
手作りビールの一次発酵開始と一次発酵の見極め
7.最後に発酵容器の中に付属のイースト菌を足し、良くかき混ぜてください。発酵は、キット缶にもよりますが、15~30度に保つようにしてください。初期発酵は、3~20日程で発酵します。ちなみにエアーロックでエアーが止まった時が1次発酵終了です。1日目の工程はこれで終わりです。


エアロックの泡が完全に終わったら、一次発酵が終わった事が分かります。

上の発酵容器の中の様子を図で書きました。下に貯まっている黄色の部分がビールを発酵した際に出るカスです。この部分が石鹸味になってしまうので絶対にペットボトルへ入れる際に移さないようにしてください。
手作りビールの二次発酵開始
8.1次発酵終了後、瓶詰をします。ペットボトルをキッチンハイターや消毒用アルコール等で殺菌し、1.5Lの炭酸用ペットボトルに1000mlのビールを詰めます。この際に砂糖を100mlのビールに対し0.6gを足してくださいと書いてあります。これは2次発酵で、飲む際の炭酸の量に匹敵します。私は、何段階かに分けて砂糖を入れてペットボトルの耐久性を確認したので、今では、100mlのビールに対し、1.0gの砂糖を入れています。ちなみに瓶を傾けながら流速に気をつけてビールを入れると、綺麗に泡を抑えながら入れることが出来ます。


9.ペットボトルの蓋をしっかり締めたのち、直接日光に当たらない場所で、発酵をしてください。約2週間とマニュアルでは書いてありますが、およそ4週間から5週間が飲みやすく美味しいビールになります。その頃にはペットボトルの中のビールが発酵が進み、ペットボトルがカチカチになります。
※ちなみに夏だと気温が高くなるので早めに飲めると思いますが、ペットボトルの中のビールが透き通ってから飲んでみて、様子を見ると良いでしょう。あまり発酵が進みすぎるとせっかくの炭酸がアルコールに変わってしまい、ジュースみたいになってしまいます。
追伸
5/2に1次発酵から仕込み、2次発酵を5日間置くことで美味しく飲めました。


フルーティーでなおかつキレのある手作りビールが出来てホントに美味しいです。1杯目は特に泡が凄いので、市販品と遜色ありません。ただし、半分飲んで開けた手作りビールは、次の日になると流石に炭酸もなくなってしまうので、1日で飲める分量にするのがコツです。手間は多少かかりますが、簡単に出来ますので、是非挑戦してみてください。
おすすめの手作りビールキットやキット缶などを紹介
おすすめのクラフトビールキット 22DX
今回使用したスターターセット 22DXです。ポリタンクとエアロッカーと比重計やビールのキット缶がついています。特にエアロッカーは見やすいですし、ポリタンクも水が入れやすいので初心者の方はこちらのキットを買う事をオススメします。またこのキットに中瓶が付いてる方が本格的に見えるので見栄えが良いし、遮光にもつながります。しかし一番大変なのは、洗浄する際に中が見えないのと、洗う回数が48本もあると大変です。また王冠もそのたびに買わないといけないのでペットボトルにしました。また売っているビールは炭酸ガスを封入していますが、個人で作る際には、ペットボトルを用意しないと2次発酵の際の具合が解りません。2次発酵の目安は、ペットボトルが三ツ矢サイダーのようにカチカチとならないといけないため、ビンと併用していてもペットボトルを1本は作らないといけません。
おすすめのクラフトビール各キット缶(ブラックロック ペールエール)
ブラックロック ペールエールは、2回目に使用して、非常にフルーティーで美味しいビールに仕上がりました。某プレミアムビールと負けないか、それ以上です。
おすすめの手作りビール各キット缶(ブラックロック ドライラガー)
ブラックロック ドライラガーは、2次発酵を少し他のキットよりも時間をかけないと癖があって飲みにくかったです。ちゃんと2次発酵を4~5週置いたところ美味しかったです。
おすすめの手作りビール各キット缶(Morgans・ゴールデン ザーツ ピルスナー)
こちらの商品も基本的にちゃんと2次発酵を4~5週間置けないと美味しくありませんでした。その後、癖も少なく飲みやすかったです。
おすすめの手作りビール各キット缶(Morgans・ドックサイド スタウト)
Morgans・ドックサイドスタウトは、まさに黒ビールで某有名なビールとそん色ありませんでした。こちらもちゃんと2次発酵を4~5週間置けないと美味しくありませんでした。
炭酸用空ペットボトル
今回使用した空の炭酸用ペットボトルです。私は1回で20本近く頼みました。非常に便利なのでリピートしました。
手作りビールの瓶やペットボトルもSDGsで!!
手作りビールを作る際に必要なビンかペットボトル、どちらでやるのか迷っている人もいると思います。まずは瓶から行くと環境には圧倒的に良さそうにも思いますが、瓶は洗うにも綺麗かどうか判別できないのと王冠は毎回買わないといけません。つまり金属ゴミが必ず出ます。そして瓶はかさばり使い勝手が悪いです。一方、ペットボトルは汚れがしっかり見えるので洗浄するのに不便はありません。また軽いため押し入れに入れたりするのも楽ちんです。そして潰せばリサイクルをする事が出来ます。なので結論とすればペットボトルに軍配が行くと思います。
クラフトビールの一次発酵および二次発酵で失敗する例
ビールの一次発酵が失敗する例と問題解決方法(Q&A)
Q1.一次発酵の際に、器具や発酵容器、鍋などが消毒が完璧でない為に、雑菌が増えてカビる。
A1.消毒用エタノールやキッチンハイターで容器全体を消毒する。
Q2.鍋でビールのキット缶を温めて溶かした際に、温度が高すぎて、発酵容器にイースト菌を入れた際に、イースト菌が死滅し失敗する。
A2.鍋が冷えるのを待つか水を発酵容器にかなり入れた後にキット缶を入れる。
Q3.ビールのキット缶を温めすぎて、沸騰したりすると香りが飛んでしまい、ビールが美味しくない。
A3.50℃位に温めて粘性が弱まったらガスを止める。
Q4.発酵温度が低すぎて、発酵が進まない。
A4.冬など発酵が進まないときは、毛布や電気毛布を巻いて、30℃を超えないように調整する。
Q5.砂糖を適量入れていない為、イースト菌が活動できず、アルコールの変換量が下がり失敗する。
A5.無菌操作の観点から出来ればして欲しくないが、砂糖を途中から足す。
Q6.一次発酵から二次発酵に切り替える際に、時間が経ちすぎて、アルコールから酢酸に移行し、酢が入って失敗する。
A6.出来るだけエアロックの泡が消えてから、2日間の間にはペットボトルに入れてください。
ビールの二次発酵が失敗する例(Q&A)
Q1.瓶でビールを作る際にも、ペットボトルを1本も作ってないと二次発酵の見極めが出来ず、発酵が終わってしまい失敗する。
A1.必ず1本は、ペットボトルでビールを入れ、蓋がしっかり本体と密閉されるか確認してください。
Q2.ペットボトルの蓋が弱く、せっかく二次発酵で炭酸を作っても炭酸が抜けてしまう。
A2.上記でも書いたように、炭酸が抜けないように蓋とペットボトルの組み合わせを確認し、しっかりと蓋を締める。
Q3.褐色瓶では無いため、日光に当てて酸化してしまう。
A3.日陰や廊下などに静置しましょう。一日を通して適温の範囲になるようにしましょう。
Q4.一次発酵のビールをペットボトルに入れる際に、底の懸濁液を入れてしまい石鹸味がして失敗する。
A4.発酵容器に残っている白濁した液体を入れない。あくまで上澄みをペットボトルに移しましょう。
Q5.二次発酵の時間が経ちすぎて、炭酸がアルコールに移行し、炭酸が抜ける。
A5.二次発酵が進み過ぎる場合は、冷蔵庫や冷えてる場所で保管してください。
昔流行ったビール工場から直送!!出来立てを1週間以内にお届けのサービス
普通に手作りビールを作った人はこの謎が解けるはずです。というのもビール工場から作りたてを1週間内に発送と言う事は、1次発酵を一週間くらいで終えて、2次発酵しないで炭酸ガスを封入します。つまり1次発酵のみで出すわけですが、1次発酵は、不純物とビールの層に分ける必要があります。そしてこの沈殿時間を短縮すると石鹸味のビールが出来上がります。なので確実に2層に分けないといけないのと、この時間は味の熟成される時期でもあるのです。これをケチるとまずいビールしかありえません。なので1次発酵後、沈殿物を除いて発送出来るようになってから1週間と考えると2~3週間は実質かかると思います。ここに宣伝、いわゆるコマーシャルをする事で買いたくなる需要を生むんでしょうね。
まとめ
手作りビールで失敗する人は、イースト菌のうっかり入れ忘れや、一次発酵をする際に発酵容器や鍋などの使う容器をきちんと殺菌が出来ていなかったり、発酵温度が適温から外れていませんか?上記の注意点に注意し、確実にコツを掴むと美味しいビールが作れますので試行錯誤をしてみてください。序文でも書きましたが、350mlのビールで比較した場合、およそ60円で出来るのでコスト面もかなり抑えられて、とても筆者は良かったと考えています。アルコール度数はおよそ6~7%になっています。
※日本国内では、1%以上のアルコール醸造は、違法で法律上認められておりません。本マニュアルでは、5~6倍に薄めてお使いください。



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