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手作りビール
今回は、大人の自由研究と言う事で、手作りビールを作ってみてはいかがでしょうか?もちろん酒税法があるので、1%以上のアルコールを醸造する事は禁止されています。でもそれを守れば、しっかり自宅で手作りビールを作る事が出来ます。作り方も簡単で、滅菌した発酵容器にビールのキット缶と水道水、砂糖、ビールキット缶に付属しているイースト菌を入れて混ぜます。数日経つと1次発酵が完成されるので、空の炭酸用ペットボトルにビールと少量の砂糖を入れて微生物発酵させます。ペットボトルがカチカチになったら、ビールの出来上がりです。このように作り方は、非常に作りやすいので、是非一度作ってみる事をおすすめします。発酵容量も19L位作れますので、自宅では多い方だと思います。
手作りビールにかかるコスト計算(350mlの缶として)
砂糖一袋:220円
ビールのキット缶2200+(配送料):約3000円
ガス1分間(0.63円)✕15分=9.45円
水道水1L(0.2円)✕19L=3.8円
砂糖+ビールのキット缶+ガス代+水道代として
220円+3000円+9.45円+3.8円=3233円
1Lのビールとして
3233円÷19L=170円
350mLのビールとして
170:X=1000:350
X=59.5円
美味しい手作りビールの作り方!!
1.発酵容器の19L位置に予め計量カップやペットボトルなどで水道水を入れ、発酵容器に印をつけます。
2.消毒用アルコール(80%エタノール)やキッチンハイター等で、鍋やペットボトル、発酵容器等を殺菌した後、水道水で良く洗い流す。※ここでよく雑菌を死滅させないと一次発酵から失敗してしまします。
※ちなみにキッチンハイターは、pHが強アルカリ性なので、失明の危険から目に入らないようにしてください。万が一入った場合は、流水で洗い流したのち、病院の診察を受けてください。
3.発酵容器に水を入れ、発酵容器の蛇口から水が出ないか確認しながら水を足していく。水は蛇口のOリングより多めに入れておく。これで漏れなければOKです。
たまに蛇口を開けっ放しにしており、水が床に少量流れて大変なことに筆者はなりました。
4.大きめの鍋に水と砂糖(白砂糖または赤砂糖)を入れます。そしてガスを弱火で砂糖を良く溶かします。そして溶けたら発酵容器に移していきます。砂糖の量が多い場合は複数に分けて入れてください。
※その際の仕込み量は、マニュアルだと19Lの仕込みでは、手作りビールのキット缶1缶に対し、砂糖が800gとなっているのですが、フルーティーなビールを作りたいので、キット缶1缶に対し、砂糖を1000g入れています。この分量で冷蔵庫で冷やすとちょうど美味しいのですが、もし甘すぎると思ったら900gとかでも良いと思います。
5.次に先ほどの大き目の鍋にキット缶と水を入れ、ガスの火を弱火~中火でキット缶の中身が良く溶けたことを確認したのちにガスの火を止める。
キット缶を最後に洗う際、ふちで手を切る可能性大です。気を付けてください。私は何回か手を切りました。
手作りビールに欠かせないビールの元、キット缶です。これを発酵容器の中に入れて、希釈するイメージです。
ビールのキット缶を開けたところ。水あめの感じでドロッとした液体が入っています。
6.鍋の中にあるビールのキット缶と水の中身を発酵容器に移してください。そして19Lの位置まで水道水を足してください。
※この際に、水道水を足して20℃前後になるのが目安です。そうしないで30℃以上になってしまうとイースト菌が死んでしまいます。
手作りビールの一次発酵開始
7.最後に発酵容器の中に付属のイースト菌を足し、良くかき混ぜてください。発酵は、キット缶にもよりますが、15~30度に保つようにしてください。初期発酵は、3~20日程で発酵します。ちなみにエアーロックでエアーが止まった時が1次発酵終了です。発酵自体は、キット缶や気温にもよりますが、出来るだけ15~30℃の温度範囲で保つようにしてください。初期発酵は、3~20日程で発酵します。ちなみにエアーロックでエアーが止まった時が1次発酵終了です。
30℃以上に発酵温度が上がる場合は、イースト菌が死んでしまうので失敗します。必ず氷などで冷やしながら、微生物が働ける環境にしてください。
上の発酵容器の中の様子を図で書きました。下に貯まっている黄色の部分がビールを発酵した際に出るカスです。この部分が石鹸味になってしまうので絶対にペットボトルへ入れる際に移さないようにしてください。
手作りビールの二次発酵開始
手作りビールの二次発酵の砂糖の量
8.1次発酵終了後、瓶詰をします。ペットボトルをキッチンハイターや消毒用アルコール等で殺菌し、1.5Lの炭酸用ペットボトルに1000mlのビールを詰めます。この際に砂糖を100mlのビールに対し0.6の量を足してくださいと書いてあります。これは2次発酵で、飲む際の微炭酸の量に匹敵します。私は、何段階かに分けて砂糖を0.6g~1.0gの範囲でペットボトルに入れて耐久性試験を確認したので、今では、100mlのビールに対し、1.0gの砂糖を入れています。ちなみに1次発酵の発酵容器から2次発酵の瓶に入れる時に、ペットボトルを傾けながら流速に気をつけてビールを入れると、綺麗に泡を抑えながら入れることが出来ます。
9.ペットボトルの蓋をしっかり締めたのち、直接日光に当たらない場所で、発酵をしてください。約2週間とマニュアルでは書いてありますが、およそ4週間から5週間が飲みやすく美味しいビールになります。その頃にはペットボトルの中のビールが発酵が進み、ペットボトルがカチカチになります。これを飲む際に、10倍程度に薄めてお飲みください。
※ちなみに夏だと気温が高くなるので早めに飲めると思いますが、ペットボトルの中のビールが透き通ってから飲んでみて、様子を見ると良いでしょう。あまり発酵が進みすぎるとせっかくの炭酸がアルコールに変わってしまい、ジュースみたいになってしまいます。
追伸
5/2に1次発酵から仕込み、2次発酵を5日間置くことで美味しく飲めました。
フルーティーでなおかつキレのある手づくりビールが出来てホントに美味しいです。1杯目は特に泡が凄いので、市販品と遜色ありません。ただし、半分飲んで開けた手作りビールは、次の日になると流石に炭酸もなくなってしまうので、1日で飲める分量にするのがコツです。手間は多少かかりますが、簡単に出来ますので、是非挑戦してみてください。
おすすめの手作りールキットやキット缶などを紹介
おすすめの手作りビールキット 22DX
今回使用したスターターセット 22DXです。ポリタンクとエアロッカーと比重計やビールのキット缶がついています。特にエアロッカーは見やすいですし、ポリタンクも水が入れやすいので初心者の方はこちらのキットを買う事をオススメします。またこのキットに中瓶が付いてる方が本格的に見えるので見栄えが良いし、遮光にもつながります。しかし一番大変なのは、洗浄する際に中が見えないのと、洗う回数が48本もあると大変です。また王冠もそのたびに買わないといけないのでペットボトルにしました。また売っているビールは炭酸ガスを封入していますが、個人で作る際には、ペットボトルを用意しないと2次発酵の際の具合が解りません。2次発酵の目安は、ペットボトルが三ツ矢サイダーのようにカチカチとならないといけないため、ビンと併用していてもペットボトルを1本は作らないといけません。
おすすめの手作りビール各キット缶(ブラックロック ペールエール)
ブラックロック ペールエールは、2回目に使用して、非常にフルーティーで美味しいビールに仕上がりました。某プレミアムビールと負けないか、それ以上です。
おすすめの手作りビール各キット缶(ブラックロック ドライラガー)
ブラックロック ドライラガーは、2次発酵を少し他のキットよりも時間をかけないと癖があって飲みにくかったです。ちゃんと2次発酵を4~5週置いたところ美味しかったです。
おすすめの手作りビール各キット缶(Morgans・ゴールデン ザーツ ピルスナー)
こちらの商品も基本的にちゃんと2次発酵を4~5週間置けないと美味しくありませんでした。その後、癖も少なく飲みやすかったです。
おすすめの手作りビール各キット缶(Morgans・ドックサイド スタウト)
Morgans・ドックサイドスタウトは、まさに黒ビールで某有名なビールとそん色ありませんでした。こちらもちゃんと2次発酵を4~5週間置けないと美味しくありませんでした。
炭酸用空ペットボトル
今回使用した空の炭酸用ペットボトルです。私は1回で20本近く頼みました。非常に便利なのでリピートしました。
まとめ
今回は、大人の自由研究と言う事で、手作りビールを紹介してきました。発酵容器や鍋、木べらなどをしっかり消毒しておけば、しっかり美味しい手作りビールを作る事が出来ます。是非、挑戦してみてください。
手作りビールの作り方は、ブリューランドさんのホームページを参考にオリジナル方法でビール作りをしております。
※日本国内では、1%以上のアルコール醸造は、違法で法律上認められておりません。本マニュアルでは、5~6倍に薄めてお使いください。
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